『病院で死ぬということ』(1993年作品)、『あおげば尊し』(2005年作品)など話題作を制作した映画監督の市川準氏が9月19日に急死されました。市川監督は2005年1月21日に行われた全在協の公開シンポジウムに来賓としてご挨拶を頂きました。当日は映画「あおげば尊し」のロードショーの初日で、舞台挨拶の合間にシンポに出席してくださいました。主演のテリー伊藤氏と在宅医療の重要性について語って頂きました。全在協が医療監修したこの映画は、日常生活に在宅医療のシーンが登場し、子供達に人間の死を正面から取りあげた話題の作品として全国で上映されました。またCMデイレクターとしても多くのヒット作品を世に出されました。映画監督としても話題作を次々と制作し、さらなる活躍が期待されておりました。新作のフイルム編集作業を終えて、外食中に突然倒れ病院に搬送されましたが手当ての甲斐も無く、逝去されました。心より御冥福をお祈り申し上げます。